一般社団法人 出雲青年会議所

 
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中期ビジョン 奏でるIZUMO~Personal to Public~

はじめに

「音楽のまち出雲」 幼少より音楽に慣れ親しむ人々が多く住むこのまちでは、長年にわたり音楽を通じ、人を繋ぎ、人を育ててきました。現在、“音楽”は“出雲”のアイデンティティにおける重要な一部として、出雲市民にとってなくてはならないものとなっています。“出雲”を表現するにおいて、いわば、市民一人ひとりの奏でる音が響きあい、調和することによって、これまで、この出雲の地には素晴らしい音楽が奏でられてきました。

背景

昨今、様々な災害に見舞われる中で、多くの若者が懸命に復旧作業にあたる災害支援活動の様子や自分達の暮らすまちをより良い環境にする為の清掃活動や多方面に渡るボランティア活動など、“公への貢献”が報道される一方で、「自分さえよければいい」「他人よりも少しでも得したい」など意味をはき違えた個人主義とも呼べる利己的な考え方を耳にすることが増えています。その原因には、ネット社会の発展に伴うソーシャルネットサービスやマスメディアによる過剰な個人攻撃、クレーマーの増加、格差の広がりによる社会的弱者の増加など、新たな社会問題が顕在化してきていることが考えられます。 このような事象の背景には、自分の殻に閉じこもり自分だけに矢印を向けた価値観を持つ人が増え、日本人が本来持っていたはずの「公」の精神が弱くなりつつあると言えるのではないでしょうか。

「私から個・個から公へ」

我々は、創始の時代から続く“志”を受け継ぎ、日々の青年会議所活動から学んだ知恵と経験を後世へと継承していくことを真剣に考え、「明るい豊かなまちづくり」を実行していく責務があります。そのためにも、世の中の風潮に流されるのではなく、自らが凛として立ち、流れを起こす存在でなければなりません。 我々は、今、世の中が利己的な「私」に偏りつつある中で、「私」という価値観を「個」へと変貌させ、「公」を支える人々へと導く存在であるべきであると考えます。また、出雲JCは、歴史の縦軸と社会の横軸の交差する一点に存在します。「私」を捨て「個」を磨き、常に「公」を意識してきた出雲JCを受け継いだ我々は、今後も創始の志は不変であり、歴史の縦軸からぶれることはありません。一方で横軸の「社会」は、時代とともに変わっていきます。だからこそ、ぶれない縦軸を持つ我々が、価値観の移り変わる横軸を捉え、その交差のど 真ん中に立ち、今、必要とされる「明るい豊かなまち」を形成していくのです。 この出雲を成す市民一人ひとりが輝くときに発せられる音、その個々の美しい音が共鳴していくとき、「音楽のまち出雲」らしいハーモニーを奏でるのではないでしょうか。この思いを胸に、我々は活動していくことを決意し、中期ビジョンを掲げます。

【具体的政策】

時を奏でる

他にはない特異な神話をもつ出雲。また都市部にはない自然環境をもつ出雲。この太古からの伝統・文化・歴史を踏まえるとともに、変化の激しい現代を捉え、まだ見ぬ未来を希望とともに見ることができます。そのような過去・現在・未来を俯瞰的に捉えた「時間軸」をもつ事業展開を行います。

地域を奏でる

この地域には、様々な団体・組織が活動しており、それぞれが独自の目的と使命感を持っています。「明るい豊かなまちづくり」を掲げる出雲JCは、多くの仲間と協議し合い、地域文化の発展や経済発展において、互いに相乗効果を発揮できるような「地域・圏域軸」を広げる事業展開を行います。

人を奏でる

少子高齢化、核家族化、過疎化の進行、SNSの広がりによるコミュニケーションの希薄化。モラル低下や格差社会など常に課題が山積しているように見える現代。解決するには、若者から高齢者まですべての個々人の当事者意識が必要です。家族という単位から社会性を持つ地域社会すべてにおいて、十人十色の価値観が活かされ、”公”の精神によって”個”も輝く「人間軸」を磨く事業展開を行います。